絶縁届けとは?!死別した配偶者の親族との縁を断つ死後離婚を求める4つの理由

絶縁届け(別名:死後離婚)ということを聞いたことはあるだろうか?近年増え続ける、死別した配偶者の親族と縁を切る手続き「絶縁届け」に迫る。

絶縁届とは

絶縁届けとは?

絶縁届けとは、死別した配偶者との縁を切るための届け出で、正式には「姻族関係終了届」と言われている。生前までは夫婦としての関係を保ち、配偶者の死後に、その配偶者との縁を切る(死後離婚する)ことで、相手側の親族とも絶縁できることがメリットとして捉えられている。

*実の親や兄弟との縁を切れる手続きではない(そもそも存在しない)ので要注意

絶縁届けを求めるのは女性側が圧倒的に多く、理由としては、「女性の方が長生きする」または「古くからの慣習による女性の立場的なつらさ」が挙げられる。後者について、次に述べる。

絶縁届けで縁を切りたい4つの理由

絶縁届けをだして死後離婚をする動機は人それぞれであるが、分類すると6つに分けることができる。今回は、提出件数が圧倒的に多い女性側の立場で述べる。

介護から逃れたい

死別した夫の両親の介護をするのが苦痛だから、縁を切ることで介護義務を精神的に負わないようにするために絶縁届かを提出する。

姑と別居がしたい

夫の死後で、家の中での立場を守ってくれる人がいなくなり、姑と今後生活していくのがつらいため、別居のきっかけとして絶縁届けをするケースがある。

金銭問題を終了させたい

夫や夫の家族が変えている金銭問題や金銭への価値観が合わず、今後のトラブルをさけるために、縁を切りたいために絶縁届けを出す。

名前を旧姓に戻して第二の人生を歩みたい

一人の女性として、心機一転新しい生活に踏み切りたいときに、夫の姓ではなく旧姓に戻してスッキリさせたいときに死後離婚の手続きを踏むケースがある。

 

なお、名前のわかりやすさから「絶縁届け」や「死後離婚」と呼ばれ、この2つは同義として扱われるケースが多いが、正式には「姻族関係終了届」と呼ばれている。