楽しみにして行ったゲレンデで気持ちが悪くなったことはないだろうか?雪山での体調不良が起きてしまう3つの原因と対処法をご紹介する。すぐに治ることもあるので必見だ。
目次
原因1:雪山特有の高山病にかかったため
ゲレンデは標高が通常よりも高いところに位置しており、リフトで上がれば上がるほど酸素は薄くなっていく。そのため、通常取り入れる酸素量よりもゲレンデで取り入れられる酸素量が少なくなるため、高山病にかかり気持ち悪くなってしまうことがある。さらに、雪山は寒いため、息が細切れになったり、ネックウォーマーを口もとまでもってきたりして口や鼻から取り入れられる酸素量が減ることが酸欠による高山病を後押しする。
そんな時の対処法は、なるべく下山してウェアを緩めて深呼吸をしましょう。少し身体がなれてきたら、水分をとりつつストレッチをすると血行が良くなりより一層改善されることが期待できる。また、市販薬のバファリンなどをもっていたらそれを服用してもOKだ。高山病にかかった際の対処法はこちらの記事も参考になる。
原因2:防寒具・ウェアの締め付けがキツイため
ゲレンデは寒いのでいつも以上に防寒するのは当然だ。しかし、何枚も重ね着をしたりすると、自分が思っているよりも身体を締め付けて体内の血行の循環が悪くなっていることがある。また、スキーやスノボとなるとゴーグルなども頭を締め付けてしまう要素となり、締め付けが原因で吐き気を催すことがある。
そんな時の対処法は、なるべく身につけているものを緩めて水分をとりながらストレッチをしよう。そうすることで、体内の血行がよくなり改善されることが期待できる。
- ゴーグルのゴムを緩める
- 帽子やネックウォーマーを外す
- ズボンのゴムを緩める
原因3:スキー酔い・スノボ酔いにかかっため
スキーやスノボは、自分が予測する揺れと異なる揺れを身体で感じるため、脳が混乱して酔いを感じることが多くある。この要因として「視界が悪さ」の「ゲレンデの雪質」がある。視界が悪いとゲレンデの傾斜を把握することができず、自分の動きを予測できない。また、ゲレンデの雪質が多く凸凹していると次起きる揺れを予測する前に身体の揺れが次々と押し寄せてくるので酔ってしまう原因になる。俗に言う空間識失調を起こしてしまっている状態だ。
この対処法は、なるべく休んで身体を揺れから開放して、できる限り遠くを眺めよう。もし、酔い止めがあったらそれを服用してから滑り直すと良いだろう。